東京湾大華火祭が休止!

昭和の時代から続いてきた東京湾大華火祭りが2016年から当面休止となります。

東京湾大華火祭
東京湾大華火祭

メインの観覧場所が2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村になることは前々から決定していたので、どうするのか気になっていましたが、工事着手にともない、やはり中止となるようです。

主催者である中央区のHPに記載がありますが、当面中止なので、将来再開する可能性もあります。

ただ、晴海のこの場所は東京オリンピック・パラリンピックが終わった後も建物は残るので、同じ場所で同じ規模の開催は厳しいはずです。

観覧者を収容できるまとまった公園等が傍にあって、花火が見えなくならないよう急増している超高層マンションからは離れるとなると、中央区では規模を縮小して晴海運河(江東区との区界)くらいしかないのではないでしょうか。

2021年以降、区民の夏の楽しみが再開することを願っています。

勝どきや晴海の新しい移動手段

東京都から「都心と臨海副都心とを結ぶBRTについて」基本計画に向けた中間整理の報道発表がありました。

BRTとは「 Bus Rapid Transit」の略で、路面電車並みの輸送力と柔軟性を兼ね備えた連節バスのことです。新しい都市交通システムとして注目されています。

虎ノ門や新橋から環状2号線を使って中央区内の勝どき・晴海へ、さらには有明を通って国際展示場まで運行し、湾岸地域の利便性を向上させようとするものです。

工事中の環状2号線(2014年撮影)
工事中の環状2号線(2014年撮影)

このエリアは2020年の東京五輪で競技会場や選手村ができる場所でもあり、東京都や中央区等にとってはそれまでに何としてでも完成させたいところです。

この報道資料を見る限りBRTをつくることになりそうですが、少し前は、ゆりかもめの延伸やLRT(Light rail transit)等も候補に挙がっていました。江東区長からはロープウェーと言う話もありました。個人的にはロープウェーに興味があります。静かですし、あまり構造物を作らないので景観もそんなに損なわないと思います。

以前、中央区の道路率は23区で1番高い!で取り上げた中央区の道路率の高さは、こういう時に強みを発揮します。道路が広い(多い)からこそ、実現が不可能ではない案がいろいろと出てくるのです。

中央区内は既にどこでも駅から徒歩でたどり着く、日本有数の便利な自治体ですが、BRTが導入されれば更に便利になります。移動の際の些細なイライラも減っていきそうですね!

人口増加に対応した交通網の整備は今後も必要であり、中央区としては継続的に考えていかなければなりません。