前回の中央区は生産年齢人口の割合が高いに続いて、今回は中央区の人口ピラミッドについての話をします。
東京都中央区の人口ピラミッドは今まで見たこともないような個性的な形をしています。
資料:中央区ホームページの年齢別人口(平成27年1月1日現在)より筆者が作成
※男女の人口を合算しているので、図はピラミッド片側だけとなっています。年齢の目盛にある105歳は105歳以上のことです。
105歳以上(1人)から最も多い41歳(3,215人)までは末広がりになっていますが、そこから下(若い方)はかなりえぐれているのがわかります。特に10代の人口がかなり少なく、18歳は僅か608人しかいません。80歳以下では最も少なく41歳の1/5以下です。
ピラミッドはそこから下にまた末広がりになり、0歳は1707人で18歳の3倍弱、41歳の半分強まで増えています。
人口ピラミッドを見る限りでは、中央区は出産・子育てをしている働き盛りの30~40代が多く住んでいると言えそうです。しかし、それにしても人口構成にかなりの偏りがありますね。中央区が持続的に発展していく為にも、もう少しバランス良い人口構成へ、早急に改善していく必要があるのではないでしょうか。