意外と公園の多い中央区だが…

公園は、子どもにとっては遊び場であり、大人にとってはリフレッシュしたり花見をしたり、子どもと遊んだりもできます。災害時には避難場所にもなります。自治体にとっては賃貸収入を得られる貸しビル等と違って利用効率は良くないかも知れませんが、街の機能として欠くことのできない役割を担っています。

その為、公園はある程度の数や面積が必要であり、多いに越したことはありません。そこで、中央区にどのくらいの公園があるか他の区とともに調べてみました。

公園の数や面積、割合
公園の数や面積、割合

中央区には90の公園がありますが、23区では少ない方から3番目です。しかし公園面積は615,487㎡あり、区の面積に対する割合は6.05%で高い方から9番目となっています。主だった公園は、浜離宮恩賜庭園や浜町公園、石川島公園等です。

区の面積に対する公園の面積割合では、江戸川区(15.37%)、千代田区(14.63%)、渋谷区(10.86%)、江東区(10.73%)が10%を超えています。それぞれには、葛西臨海公園、北の丸公園・日比谷公園、代々木公園、夢の島公園・若洲海浜公園等の誰でも知っていそうな大きな公園があります。

区民1人あたりの面積は4.70㎡で6番目に広い数値になっています。ただ、調査日後も人口は急増しているので、徐々に下がっているはずです。また、お隣の千代田区とは大きな差があります。

一般的な中央区のイメージからしたら意外と公園があるように感じるかと思いますが、約4割を占める浜離宮恩賜庭園は有料で場所も区の端にあることから気軽には利用しづらく、身近に公園が充足しているとは言えません。

中央区は場所的に地価が高く、区が公園用に土地を購入することは現実的ではありません。再開発による公園整備や川沿いを公園化、建物の屋上を公園化する等して、地道に増やしていくべきです。

個人的には、首都高の地下通行部分(銀座8丁目付近~茅場町付近)にフタをして公園を増やすのが良いかと思っています。既にフタをして造った公園は数カ所あるので、造れないことはないはずです。実現したいですね!