東京都中央区は移動がとても便利な場所なので、マイカーを持たない生活をしている人が沢山います。筆者自身も中央区民になってからマイカーを手放した一人ですが、みなさんはどうしているのでしょうか?
街中では今日も多くの自動車を見かけますが、業務用や他の地域から乗り入れてくる自動車が多いので、感覚的にどのくらいの人がマイカーを持たない生活をしているかは見当もつきません。
そこで、統計からまずは中央区内の保有台数を調べてみました。下記のグラフは、中央区内の保有乗用車(普通車と小型車の計)が何台か、昭和58年度から平成24年度まで30年間の推移を表したものです。
昭和58年に24,542台(普通車4,676台、小型車19,866台)だった乗用車数は徐々に増え、平成3年には32,162台(普通車11,080台、小型車21,082台)まで増えました。この頃は不動産バブルですね!
バブルがはじけた頃から乗用車数は増えなくなりましたが、大きく減ることもなく、その後21年間は3万台強で推移しています。直近の平成24年は31,649台(普通車21,210台、小型車10,439台)となっています。
中央区内の乗用車数は、3万台を超えた平成元年から今日までほとんど変化がありません(普通車が大きく増えて小型車が大きく減ってはいますが)。この間、不動産市況は大きく変化し、居住人口も大きく変化しています。この結果は偶然なのでしょうか?
次回は乗用車の保有台数と人口や世帯数との関係について掘り下げてみていきます。