中央区内には数多くのマンションが建っており、今も増え続けています。一定規模以上のマンション建設の際は、近隣住民向けに解体工事や新築計画等について説明会が開かれることになっていて、以前、あるマンションの説明会に参加してきました。
このような説明会は、工事中に音や振動、トラックの出入り等が発生するため、予め近隣住民に計画等を説明して理解してもらうことで、トラブルを回避する目的があります。
どの様な人が参加するのかと思ったら、工事が気になる近隣住民や工事に意見がある住民ばかりではなく、業者のような人が結構来ていました。何関係の業者かは不明です。
あくまで個人的意見ですが、工事はお互い様であり、常識の範囲で工事してもらえれば、近隣住民としては多少の我慢も必要かと思っています。大型車の走行を十分注意してもらいたいのと、なるべく土日祝日は完全に工事しないでもらいたいですが、施工業者の事情もあるでしょうから、近隣住民を気にかけているという姿勢が十分に伝わってくれば、それで良いかと思います。
しかし、今回の説明会ではどうしても違和感があると感じたことがひとつあります。
説明会で説明していた人が事業主(売主)でもなく、設計者でもなく、施工業者でもなく、総合企画会社だった点です。
マンションのチラシを見ると、事業者側の登場人物が小さな字で列挙してあります。このマンションの場合、登場してくるのは「売主(不動産会社)」「販売代理(不動産販売会社)」「設計管理(一級建築士事務所)」「施工(建設会社)」「管理会社(売主系列の管理会社)」以上、総合企画会社は出てきません。
つまり、近隣住民対策用に用意した会社と考えられます。事業者側はいつも依頼していることで何ら問題ないと考えているのでしょうが、住民側の心情としては、何故当事者以外の人が説明するの?、住民を邪魔者扱いしているのでは?のような感じではないでしょうか。
事業者側のこのような姿勢はあまり歓迎できません。違反なことをしているわけではないでしょうから、行政指導の段階から少し変える必要があると感じました。
みなさんはどう思いますか?