東京湾大華火祭が休止!

昭和の時代から続いてきた東京湾大華火祭りが2016年から当面休止となります。

東京湾大華火祭
東京湾大華火祭

メインの観覧場所が2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村になることは前々から決定していたので、どうするのか気になっていましたが、工事着手にともない、やはり中止となるようです。

主催者である中央区のHPに記載がありますが、当面中止なので、将来再開する可能性もあります。

ただ、晴海のこの場所は東京オリンピック・パラリンピックが終わった後も建物は残るので、同じ場所で同じ規模の開催は厳しいはずです。

観覧者を収容できるまとまった公園等が傍にあって、花火が見えなくならないよう急増している超高層マンションからは離れるとなると、中央区では規模を縮小して晴海運河(江東区との区界)くらいしかないのではないでしょうか。

2021年以降、区民の夏の楽しみが再開することを願っています。

近所で不法投棄あり

先日、東京都中央区内でチラシまきをしている時に、道路に大型テレビが置いてあったのを発見しました。

不法投棄されたと思われるテレビ
不法投棄されたと思われるテレビ

どう見ても不法投棄です。悲しいですね。

テレビは家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)に指定された家電であり、本来なら消費者はリサイクル料金を払ってリサイクルしなければなりません。

この場所に不法投棄する人が他にもいるからか、傍には警告の貼り紙もあります。

警告の貼り紙
警告の貼り紙

不法投棄に悩まされるのは、人里離れた場所だけではなく、東京都中央区でも同様です。

不法投棄した人の理由が何かはわかりませんが、不法投棄をさせない、できない仕組み作りも、今まで以上に必要かもしれません。

中央区は人口が増えていますが、良いことばかりでなく良くないことも今後いろいろと起こりえます。治安が悪化していくことのないよう早め早めに対策を講じていきたいものです。

中央区に住むと結婚できる!?

前回の中央区は女性にとって住みやすい街!!では、中央区は若い女性にとっても住みやすい区であることをお伝えしましたが、今回も人に関する中央区の良い特徴をお伝えします。

女性が沢山住んでいるのと無関係ではないと思いますが、中央区は東京23区で一番婚姻率が高いのです。下記に各区の婚姻率を載せておきました。

各区の婚姻率
各区の婚姻率

資料:公益財団法人特別区協議会『特別区の統計平成25年版』

婚姻率とは、年間の婚姻届出件数を人口で割った割合です。表の単位は%ではなく人口千人に対する割合の‰(パーミル)になっています。

中央区の婚姻率は12.1‰で、23区では最も高くなっています。2番目には港区の10.8‰、3番目には渋谷区の10.4‰と続きます。最も低いのは足立区と葛飾区の5.9‰で、中央区とは倍以上の開きがあります。

ちなみに日本の全国平均は5.3‰なので、足立区と葛飾区が低いのではなく、中央区が全国的に見てもかなり高いと言えます。東京都の平均は6.8‰となっています。
※全国と都の数値は厚生労働省「平成25年人口動態統計(確定数)の概況」より

中央区内で結婚する人が多いということは、それだけ幸せな人が多く雰囲気も明るくなるでしょうから、とても素晴らしいことですね。

そのうち、「中央区に住むと結婚できる!」なんて噂が広まるかもしれませんね。

中央区内のマイカー族はどのくらい?

東京都中央区は移動がとても便利な場所なので、マイカーを持たない生活をしている人が沢山います。筆者自身も中央区民になってからマイカーを手放した一人ですが、みなさんはどうしているのでしょうか?

街中では今日も多くの自動車を見かけますが、業務用や他の地域から乗り入れてくる自動車が多いので、感覚的にどのくらいの人がマイカーを持たない生活をしているかは見当もつきません。

そこで、統計からまずは中央区内の保有台数を調べてみました。下記のグラフは、中央区内の保有乗用車(普通車と小型車の計)が何台か、昭和58年度から平成24年度まで30年間の推移を表したものです。

乗用車保有台数の推移
乗用車保有台数の推移

昭和58年に24,542台(普通車4,676台、小型車19,866台)だった乗用車数は徐々に増え、平成3年には32,162台(普通車11,080台、小型車21,082台)まで増えました。この頃は不動産バブルですね!

バブルがはじけた頃から乗用車数は増えなくなりましたが、大きく減ることもなく、その後21年間は3万台強で推移しています。直近の平成24年は31,649台(普通車21,210台、小型車10,439台)となっています。

中央区内の乗用車数は、3万台を超えた平成元年から今日までほとんど変化がありません(普通車が大きく増えて小型車が大きく減ってはいますが)。この間、不動産市況は大きく変化し、居住人口も大きく変化しています。この結果は偶然なのでしょうか?

次回は乗用車の保有台数と人口や世帯数との関係について掘り下げてみていきます。

中央区内の道路は幅が広く延焼防止に有効!

前回の「中央区の道路率は23区で1番高い!」では、中央区は23区で一番道路率が高いことをお伝えしました。このことは特に防災面で有用ですが、もう一つのポイントとして道路の幅(道路幅員)が挙げられます。

過去の地震による火災の検証(国土交通省HP道路防災情報の地震災害対策)で、道路幅員が狭いと道路の向こう側へどんどん火が燃え広がっていきましたが、広くなると延焼を防止できたことがわかりました。道路幅員が4m以下では全く延焼防止できませんでしたが、幅員が12m以上あればかなり延焼防止に役立ったようです。

そこで23区の道路はどのくらいの幅があるのか調べてみました。

23区の道路幅員
23区の道路幅員

各区の道路の平均幅員は、東京都の「東京都道路現況調書平成25年度」に記載の道路面積を道路延長で割って計算しました。道路の種類は、区道以外に国道や都道、自動車専用道路等があります。

中央区の道路の平均幅員は15.3mで千代田区に続いて23区で2番目に広いです。先程、幅員が12m以上あれば延焼防止に役立つと書きましたが、千代田区や中央区は、平均では15mもあるので、大規模な火災が起きた時でも延焼を防げる道路を既に備えていると言えます。

平均幅員が中央区の半分にも満たない区が多いことを考えれば、中央区の道路整備は進んでおり、区内在住者や在勤者にとっては、とても心強いのではないでしょうか。

しかし、区道に限れば平均幅員は10.9m(23区トップ)まで下がります。区内には道路幅員が4mに満たない場所も複数あります。路地裏的な良さを残しつつ、災害に強い安心できる街づくりを更に進めていきたいですね。

個性的な中央区の人口ピラミッド

前回の中央区は生産年齢人口の割合が高いに続いて、今回は中央区の人口ピラミッドについての話をします。

東京都中央区の人口ピラミッドは今まで見たこともないような個性的な形をしています。

中央区の人口ピラミッド
中央区の人口ピラミッド

資料:中央区ホームページの年齢別人口(平成27年1月1日現在)より筆者が作成
※男女の人口を合算しているので、図はピラミッド片側だけとなっています。年齢の目盛にある105歳は105歳以上のことです。

105歳以上(1人)から最も多い41歳(3,215人)までは末広がりになっていますが、そこから下(若い方)はかなりえぐれているのがわかります。特に10代の人口がかなり少なく、18歳は僅か608人しかいません。80歳以下では最も少なく41歳の1/5以下です。

ピラミッドはそこから下にまた末広がりになり、0歳は1707人で18歳の3倍弱、41歳の半分強まで増えています。

人口ピラミッドを見る限りでは、中央区は出産・子育てをしている働き盛りの30~40代が多く住んでいると言えそうです。しかし、それにしても人口構成にかなりの偏りがありますね。中央区が持続的に発展していく為にも、もう少しバランス良い人口構成へ、早急に改善していく必要があるのではないでしょうか。

中央区に住むことになった理由

東京都武蔵村山市で26歳まで過ごし、その後、多摩市と浦安市を経て27歳の時に中央区へ引越してきました。

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その時に住んだマンションがこの写真の左の方に写っている白いマンションです。

中央区へ来る前に住んでいたのは浦安にある賃貸アパートでしたが、転勤時に急いで決めたこともあって、あまり気に入ってはいませんでした。1階・狭い・隣の部屋の音が良く聞こえる・やや古い・駐車場が離れている等の理由からです。

このアパートに住んで僅か半年程度で中央区へ引越すことになったのですが、決定的な要因は、毎日のようにゴキブリが出没したからです。仕事で疲れて家に帰ってきて、やっと寛げると思った時に「こんばんは」という感じです。部屋の床はトイレに敷いてあるような床材だったので、見つけるたびにキッチン用の液体洗剤をかけて退治していましたが、ある日、とうとうベッドの上に出没し、我慢の限界となりました。

次はちゃんとした所に住みたい。
勤務地は千葉県内でしたが、通える範囲で何とか都内に住みたい。
どうせ住むなら長く住める所にしたい。

当時はインターネットが自由に使える時代ではなかったので、紙媒体(リクルートの住宅情報やチラシ等)から情報を集め、30物件くらいは見に行きました。その中で、ビビビッときたのが、上の写真に写っているマンションでした。

仕入れた情報の物件は既に買い手がついてしまっていたのですが、しばらくして同じマンション内の違う物件が売りに出たので、即決しました。

初めて自分で買ったマンションだったので、生活のルールがよくわかっておらず、引越の最中に早速理事長に怒られてしまいましたが、ここから私の中央区暮らしが始まりました。

今思えば、ゴキちゃんが「浦安に住んでないで早く中央区へ行け!」と言っていたのかも知れませんね。